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再燃したLEGO熱をぶつけるべくでっち上げたBlogです。
内戦状態にあった小国の戦争が終わり、新たな国が樹立されたという時代背景を元に、雑誌記事と言う形式で物語を紡いでいく感じでやっております。
アフィリエイトは新聞広告のノリで貼っつけているだけなので悪しからず
このBlogの内容はフィクションです。実在する人物、企業、団体、出来事とは一切関係ありません。

2015年3月16日月曜日

【政治】政府、復興に向けて新たに予算を追加

 政府は復興に向けて、新たに8億3800万Mの予算追加を行った事を15日に発表した。(100,000M=1円) 政府は12日にも人口増加への施策として1億3000万Mの予算を追加している。

 今回の復興予算は環境整備など復興の土台となる部分がメインで、今後更に国外へ退避していた難民の住居等、復興へ向けての投資はもうしばらく続きそうだ。
 政府は現在の厳しい経済状況から、何とか予算を捻出するため、より効果的な経済対策を迫られるだろう。

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記者:ツィック=F=ラカース

2015年3月11日水曜日

【国際】レゴ国際連合加盟へ

アグレゴ民国政府はレゴ国際連合への加盟に向けての調整に入っていることが10日の記者会見で発表された。
人民会議与党であるブロック党のカルィツマ議員は
「この度の戦争において収束への道筋を確保する事ができたのは、近隣諸国の力が大きかったことに他ならない。今後の早期復興、並びに発展のためにはより一層の国際交流が必須であり、レゴ国際連合への加盟は我が国にとっては急務である。」
とコメントをしている。

一方野党であるプレート党のフォッカ議員は
「まだ政府の体制も完全に整っていない上、各国との国交も開始されていない今の加盟は時期尚早である。」
と批判の口調を強めている。

アグレゴ民国は共和国時代から現在に至るまでに国際社会への参加をしてこなかった過去を持つ。この度のレゴ国際連合への加盟は、既に加盟している国家との国交を如何に進められるかが大きな課題となるだろう。


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記者:ペリー=F=フォン

2015年3月10日火曜日

【非定期連載】アグレゴ戦記 第1回「再興の日」

嵐は去った。
本日、我がアグレゴ民国樹立というこの良き日に、私が立ち会えたのは幸運とも言えるだろう。
厳粛なる式典会場では、今まさに初代委員会陣が壇上に赴き、人民達はただそれを静かに見守るのみだ。
彼等の足取りは決して軽くは無い。
これまでの歴史が、彼等の両足に重くのしかかるのだ。
しかし、これからの未来を歩むにはそれくらい慎重な方が丁度良いのかもしれない。


記念すべき日となる今日、私は筆を取り、この国成立までの歩みを記そうと思う。
世界的に見るとそれは、この小さな国が成り立つまでのほんの小さな出来事かもしれない。
しかし私にはこれを記す義務がある。
散っていった者達の魂が、これからこの国を背負っていく者達の気持ちが、私にそうさせるのだ。


今回この記事の発行に当たり尽力頂いたハミル、並びにグラニー両氏に多大なる感謝を。
また出資頂いたリュアン氏にも感謝の意を述べさせて頂きたい。


この記録を、これからの恒久なる平和へと捧げる。


―アールン=K=クリスト



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筆者:アールン=K=クリスト (記者、ノンフィクション作家)
 元々は他国のジャーナリストとして内戦中のアグレゴ共和国へ入国した経歴を持つ。終戦後もそのまま現地に留まり、アグレゴ民国籍を取得。その後アグレゴ通信社に記者として在籍するに至る。
 学生時代は歴史学を専攻しており、世界のあらゆる戦記についても造詣が深い。
 現在はアグレゴ民国の復興現場の取材をしつつ、自身が取材した内容を元に内戦状態だった共和国時代からアグレゴ民国建国までの記録を執筆している。
代表作:「ロイヤルキングの黄昏」「戦争とフィグ」等
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2015年3月9日月曜日

アグレゴ・ジャーナル創刊のごあいさつ

「新たなる時代を臨んで」

 この度の我が国における歴史的遷変に伴い、これまでの我が出版社における刊行物の一切を改め、その第一歩として本誌創刊に至る運びとなりました。つきましては読者ならびに関係各位に対し深く感謝いたします。これまでの歴史からの反省点を活かし、今後のアグレゴ民国の発展に貢献出来る情報を発信すべく、より一層の努力を続けてまいります。

 さて、この度のアグレゴ民国建国に際して、これまでの激しい戦争の傷跡として、多くの情報的インフラが破壊されました。復興はまだ着手したばかりであり、隅々まで行き届かなければならない国民皆様への情報伝達も滞っている状態にあります。この状況に我々はただ胸を痛めるばかりです。
 電子情報最盛のこの時代において紙面とは、非常にアナログ的伝達方法ではありますが、古くから現在に至るまで途切れる事無く使用される伝統的手法であります。それはあらゆる状況に置いて、もっとも信頼できる手段であるからに他なりません。この厳しい状況を踏まえて改めて原点に戻り、出版は皆様へ確実に情報をお届けするに相応しい方法であることを確信しております。

 これまでの共和国とは、そしてこの度の戦争の意義は何だったのか。それを知る事無く今日を迎える国民も多く存在します。我々は今一度この国を見直し、未来に向けて歩を進めていく必要があるのです。その為に我々に必要なのは情報です。
 新たなる時代を臨んで、我々は一人のフィグとしてどの様に歩んでいくか。どの様な時代を築いて行くか。その筋道を少しでも示す事が出来れば幸いです。正しきジャーナリズムを決意に代えて挨拶とさせて頂きます。


―アグレゴ通信社長 ウォルター=W=スミス