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再燃したLEGO熱をぶつけるべくでっち上げたBlogです。
内戦状態にあった小国の戦争が終わり、新たな国が樹立されたという時代背景を元に、雑誌記事と言う形式で物語を紡いでいく感じでやっております。
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このBlogの内容はフィクションです。実在する人物、企業、団体、出来事とは一切関係ありません。

2018年5月20日日曜日

ビルドインダストリー製歩行兵器「B1 Bros」

【機体名】Bros
【型式番号】B1
【生産元】 ビルドインダストリー
【本体重量】35.8t【全高】38p(プレート)
 
【機体解説】
汎用HM(説明後述)の第一号。作業用重機として開発されているため、純粋に歩行兵器として扱うべきではない。

コクピットハッチが簡素な骨組みとなっているため、銃弾などの飛翔物を防ぐ事はできず、戦闘に使用するべきではない機体である。しかしHMとしては非常に安価であり、生産数も多く入手しやすい。そのため、戦時中から現在に至っても、傭兵やゲリラ、軍に至るまでも戦力として運用している。また民間でも、元の目的である作業用から警備用として広く使われている。
フォルムは非常にスマート。機体の比率に対して足が長いのが特徴。この機体で確立された足首の構造は、昨今に至るまでのビルドインダストリーの機体の特徴の一つにもなった。
マニピュレータは標準でCrabman(説明後述)を搭載。
重機として運用することが主に想定されていたため、背部にはストップランプが装備されている。

【製品名】Crabman
【型式番号】F1-10
【生産元】フラップ産業株式会社
HM開発に当たって、フラップ社において初めて開発されたロボット用アーム。マニピュレータ部は二本指ではあるが、保持性は意外と高い。非常に簡素な作りであるため、コストパフォーマンスに優れ、故障も少ない。マニピュレーターとしてはメンテナンスも簡単。しかしそれに反して性能は高く汎用的。
このマニピュレータを使用するに当たって、この製品は主に物を掴むことを念頭に開発されているため、打ち付けたり等の作業を行う場合は手持ちの道具を使うか、別のアタッチメントに換装する必要がある。そのため実際の土木作業現場において、Crabmanが純正のまま運用されることは多くなかった。

【品名】Leg1000
B1 Brosに採用されている脚部。ビルド産業製品全ての元となる製品。土木作業用として開発されているため、現場での作業を考慮し剛性を重視したため、見た目にはかなり武骨な印象を受ける。
股関節部の接続方法が他のビルド産業製品と違うため、この脚部パーツを装備した場合、下半身が細身に見えるようになる。また股関節から足底部までが長い。
 
【HM(Heavy Machine)】
ビルドインダストリーのロボットシリーズの商標。同社のロボット技術は元々軍事用に開発されたものであるが、兵器として実用化される前に民間用の建設機械に転用される。その結果は上々で、通常大型機械が入り込めない密林や山岳地帯でも稼働する走破性を見せつけ、一定以上の成果を出した。そして、その有用性から逆輸入的に軍事利用されることになったという経緯を持つ。その為、建設機械として広く普及した際に「重機」の意味を持つHeavy Machineと名付けられた。
マージエレクトロニクスなど、他社のロボット製品は別の商標を持つが、世間一般的に「ロボットの名」としてHMが普及しているため、誤って使用されることが多い。

2015年11月3日火曜日

【政治】法律改正についての議論に熱

 先月から始まっている通常人民会議では、共和国以降の法の改正についての議論が盛んに行われている。特に現在脚光を浴びているのは国民法の第二章第三条の改正についてである。条文については以下。

 第二章 国籍
・第2条 国民要件
アグレゴ民国民たるはアグレゴ国民登録簿に記載される事により保証される


・第3条 アグレゴ国民登録簿記載要件
アグレゴ国民登録簿に記載されるための要件を示す。
     1.アグレゴ民国内で出生する。
     2.実親の一方または両方がアグレゴ民国民である。
     3.アグレゴ民国に帰化する。


 国籍の取得についての法律であるが、アグレゴ民国は生地主義と血統主義の両方を採用している。通常生地主義は主に国民を増やす必要がある発展途上国などで採用される方式であり、なぜそれが我が国の法律でも採用されているのか。

 これについては諸説あるが、共和国時代はほぼ鎖国状態にあり、共和国内部の情報を外部に漏らさないため人の出入国も厳しく制限されていた。そんな中、わずかに(実際は反政府組織参加者が存在するため多数)存在した外国人は当然に出国できず、国内に留まる状態となる。その状態で外国人が出産をした時に、本国に届け出る事が出来ず、共和国内に無国籍の子供が誕生する事になるのである。その事態を避けるべく生地主義を採用したと言われている。

 諸国との国交の回復に努めている現在においては、外国人の往来も正規の手続きを踏まえれば自由にでき、現在は生地主義を取る必要は無いという意見が多く出ている。これについては国内の人口を今後どの様に推移させるかを注意深く検討する必要があるだろう。

 またそのほかにも多くの法律について改正案が出されており、新たな憲法が制定された前年から引き続き、法律についての議論は続きそうだ。


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記者:ツィック=F=ラカース

2015年4月9日木曜日

【非定期連載】アグレゴ戦記 第2回「雨の街」


 降り続く雨は確実に体力を奪っていく。この街は抱える人口にもよらず、その静けさはまるでこの雨にやられてしまい、活力を失ったかの様だ。

雨の振るベイガン区ビニル市街

 ここはアグレゴ共和国の国境沿いの町、ベイガン区ビニル市。人口約12万人を抱えるベイガン区の区都であり、アグレゴ極北部の中核都市だ。密入国手引きの業者によって、ようやく今入国を果たす事が出来たのでこれを記している。この国は現在、政府軍と反政府軍による激しい内戦へと突入している。正規のルートにて、もっと安全且つ確実(ここに至るまでもいくつもの苦労があったが、ここでは省くとする)に入国したいというのが本意だったが、現在各国にて渡航規制がかかり、この国自らも入国規制をかけているため、通常の手段ではこの国には入ることは困難になっている。私はそんなこの国の現状を取材すべく、今日ここにやってきたと言うわけだ。

 事の始まりは約1年前、衛星通信でアグレゴ共和国内の反政府組織とのコンタクトに成功した事による。以前から気にはなっていたが、その現状が全く報じられず、状況が一切不明だったアグレゴ共和国内に対して、私は過去数十回に渡って衛星通信により電子メールを送信していた。結果は予想通りではあったが、返事が来ることは無いまま数ヶ月が経った。私は執筆作業等、他の仕事が残っている事もある為半ば諦めかけ、もうメールの送信をやめようかとしていた。

 しかしそこに一通のメールが届いた。その内容を見ると、返信者はアグレゴ共和国の反政府組織の構成員であるという。さらに内容を確認すると、まさに私がアグレゴ共和国内へ対して送り続けていたメールに対する返事だった。私はついにメールが届いたのかと半ば狂喜した。
 しかし、実はそのメールは、私がうっかり誤ってアグレゴ共和国以外の国にあるサーバに送付した物に対しての返信だったのだ。一体なぜそれが反政府組織へ届いたのかと首を捻った。実は反政府組織には、国外で活動をしている者も存在し、今回誤送メールを受信したその相手こそがなんと、反政府組織の協力者という出来すぎたような偶然だったのだ。
 私は運命とも言えるこの状況に興奮した。経過はともかく結果オーライだ。

 私はまたすぐに返信をし、そのままやり取りを続けた。当初は警戒をされていたが、こちらの活動や身分を明かすなど、自分が協力者である事を伝え続けることで何とか信頼を得た。そしてメールの内容からいくらかの内情を得る事は出来たが、聞きかじったような知識にしかならないし、何よりもリアリティが無い。やはりここはジャーナリストらしく、より明確な真実を得るには直接現地へ赴くしかないと考え、手引きを頼んだことが今回のきっかけとなった。

 ところで私が入国後まず驚いたのは密入国者の数だ。これまでほとんど報道もされず、状況の分からない国であったにも関わらず、私と共に密入国をした者が大量に存在した。後で聞かされた話では、その殆どが反政府組織の協力者であり、皆それを伏せているが、この街を歩いている者の2割ほどは密入国者との事だった。そのような状況にも関わらず国外にて報道がされなかったのは、諜報機関による工作もあったが、この国は入国は当然に厳しいが、出国は更に困難を極めるとの事だった。私が国外に居る協力者と繋がりを持てたのはまさに奇跡ともいえる。そして私は無事に自分の国に帰ることが出来るのだろうか?

 さて、まずは反政府組織のメンバーと接触する手はずになっていた。合流するのに指定された場所は、市内中心街から車で30分ほど走った郊外だ。私はそこで、以降共に行動する事となる一人の男と出会うことになる。




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筆者:アールン=K=クリスト (記者、ノンフィクション作家)
 元々は他国のジャーナリストとして内戦中のアグレゴ共和国へ入国した経歴を持つ。終戦後もそのまま現地に留まり、アグレゴ民国籍を取得。その後アグレゴ通信社に記者として在籍するに至る。
 学生時代は歴史学を専攻しており、世界のあらゆる戦記についても造詣が深い。
 現在はアグレゴ民国の復興現場の取材をしつつ、自身が取材した内容を元に内戦状態だった共和国時代からアグレゴ民国建国までの記録を執筆している。
代表作:「ロイヤルキングの黄昏」「戦争とフィグ」等
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